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第16話 誘惑

Auteur: 秋宮千砂
last update Date de publication: 2026-06-07 19:30:00

 炎の指が、颯馬の首筋をゆっくりと撫で下ろす。  

 その感触は昔と変わらず、甘く、危険で、颯馬の理性に直接絡みつくようだった。

「怖がらないで。今日はただ、話がしたいだけだよ」

 炎はそう言いながらも、颯馬の膝に自分の手を重ねてきた。

 細い指が、太ももの筋肉を優しくなぞる。年上の余裕たっぷりな仕草に、颯馬の体が熱くなった。

「炎さん……もう、俺たちはそういう関係じゃないです」

 声が少し掠れているのを、颯馬自身が自覚した。  

 炎はそれを聞き逃さず、くすりと笑う。中性的で妖艶な美貌が、間近で颯馬を見つめていた。

「そういう関係、か。君は本当に素直になったね。昔は俺の指一本で簡単に溶けていたのに」

 炎が体をさらに寄せて

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  • 24時間生配信の離島軟禁オーディションで、BL演出をやってみた結果   第1話 未練とBL営業

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